タニラーの皆さんこんにちわ!
今回はTwitterで反響ありました葉挿し加湿器の新しいやつですw
去年の冬に葉挿しを加湿して早く根を出す実験をしていましたが、今回は加湿だけでなく「加温」もしています!
↓葉挿し加湿器の過去作品。
爬虫類の飼育ケースに放り込んだだけなので、爬虫類を飼育している方ならすぐできます!
されていない方はちょっとハードル高いかもしれませんが私が使用している道具もすべてご紹介しますね。
用意するもの
同じ事ができれば何を使っても同じですが、私が使っているものそのままご紹介していきます。
アクリルケース
今回使用しているアクリルケースはダイソーさんで売っている靴入れです。
空気穴ははんだごてを使って溶かし開けました。
特に光は当てないので、透明じゃなくても良いです!ただ下記のウェットシェルターが入って葉挿しを置くスペースがしっかり確保できる大きさは必要です。
爬虫類用 ウェットシェルター
爬虫類用のウェットシェルターでケース内の湿度を限界まで上げます!
素焼きの物には水を気化させる効果があるのでこれに水を入れて温度を上げるとものすごい勢いで湿度が上がります。
このシェルターは足元にだけ釉薬が塗ってあり、水が下に漏れないようになっていて同じことをするのであればとても使いやすいでしょう。
素焼き鉢の穴を塞いで、水を貯められるよう加工できればそれでも代用できると思います。
ホームセンターなどでも売っています。sサイズもあり、小さくて扱いやすいかもしれませんが水入れの容量は少なめです。
ヒートマット
ケースの下にヒートマットを入れて加温しました。
春秋であればこれだけでも十分加温できると思いますが、冬だと弱くて温度が上がらないかもしれません。
育苗用の物もあるので、安い物でも良いと思うのですが、こういう加温系の電化製品は火事になりかねないので信用あるものを選びましょう!
暖突
正直葉挿しを温めたいだけであれば上のパネルヒーターだけで十分だと思いますが、一応使っているのでご紹介。
暖突(だんとつ)は爬虫類界隈では最も有名な赤外線ヒーターです。
消費電力が低くコスパ良くケース内を温める事ができ、おすすめです。
ただ、この暖突サーモスタット(一定の温度になると通電が止まる仕組み)が内蔵されているのですが、こちらで温度の指定ができないため少し温度が高くなってしまいます。
外部サーモスタットの使用は非推奨となるのですが、私は温度を指定したかったので使っています。
温度は25−30度で調整しています。
湿度はこの後90%を超えました。
実際に使ってみた話
今回韓国よりクリスペートビューティーを輸入してこいつをバラバラにした時にこの加温・加湿をやってみました。
期間は2022年 2月3日〜2月19日までの話になります。
輸入した際にシワシワになった一番外葉の11枚を入れました。
正直、根も芽もでなさそうだし捨てるかってくらいの葉っぱです。しかし実験してみようと放り込んだのが2月3日
約1週間後の2月11日
出て来とる・・!!
ちょっと思っていた場所とは違いますが、根らしきものが出てきました。
このシワシワの葉で1週間で動きが出るのは早いです!
そしてさらに約1週間後の2月19日
わっさわさになりました。
元気な葉は通常のやり方で根出ししようと思っていましたが、すぐにこちらに放り込みました・・・笑
まとめ
やはり葉挿しに加温・加湿は正義でした。
ただカビは生えやすい環境になりますので定期的にシェルターは清掃が必要です。(次亜塩素酸とか生体に負荷のない範囲で少し入れるといいかもしれません)
ラウイなど菌系に弱い葉はもしかしたら合わないかもしれないですね。今度やってみます。
もちろん加湿だけでも十分効果はあるはずです。加温しなくてもこれからの時期十分な温度になってきますので、シェルターだけ手に入ればすぐにできます。
葉挿し置いてるけどなかなか根が出ない・・という子がいましたら試してみるといいかもしれません!
今回は根が出たらすぐに取り出して土に植えています。(水はすぐに与えています。)
根が加湿された環境に慣れてしまい外に出した時に根がすぐ枯れてしまうのが怖かったのでそうしました。
加湿された環境の根が、常湿に耐えられないとかそういう話はあまり聞いた事ないのですが、念の為長期の加湿はやめました。
もし、そういう事象が起きた場合はぜひTwitterでおしえてください!