【多肉植物】葉挿しを加湿することに意味はある?葉挿し加湿器観察39日

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タニラーの皆さんこんにちわ!

今回は以前作成した多肉植物の葉挿し加湿器使用レビューと

実際、葉挿しの加湿には意味があるのか?

という観察結果をお伝えしたいと思います。

ただちゃんとした実験ではないです。それはこの記事をお読みいただければわかると思います

が!!

結論から申し上げますと

「冬は」葉挿しを加湿した方がいいと思います。

なんで加湿した方がいいと思ったのかは下記の通りでございます。

多肉植物の葉挿しとは

葉挿しで増える多肉植物
葉挿しで増える多肉植物

多肉植物は葉の付け根にある成長点を残した状態で葉をもぐと、成長点からその苗のクローンを作ることができます。

葉一枚から1〜3個ほどの苗が収穫できたりします。

葉挿しは通年行うことができ、

葉挿しで増やした苗をシェアしたりなど、多肉植物の楽しみ方の大きな一つとなっています。

葉挿しの加湿器とは

葉挿しの加湿は葉挿しの成功率を上げるために編み出された手法で、乾燥する冬によく使われています。

葉挿しは何ヶ月も根や芽が出ない事(失敗)もあり、

成長の遅い種類はなかなか出てこない事もあります。(条件が悪いと何ヶ月も出ないことも)

この失敗回避や成長の遅い物の手助けに加湿が有効なのではないかと注目されています。

私は今年この葉挿し加湿器を3種類作りました。(加湿器作成の記事リンクはこの記事の最後の方に載せておきます。)

葉挿し加湿器
今回使う加湿器(自作)

今回は↑の加湿器を使い実験をしていきます。

実験方法

今回は葉に直接○△×の印をつけて屋内(暖房無し)にて管理します。

期間は2020年11月13日〜2020年12月21日 室内は気温10度いかないくらいです。

3種類の育て方をして比べました。

メインは○と×の比較になります。

○ … 葉挿し加湿器を使用して成長点のみを加湿します。

△… 葉挿し加湿器の中に設置して葉全体を加湿します。

×… 過失は行わずに育苗トレー上で放置。

また葉は全て11月13日に採取したものになります。

経過観察

1日目

11月13日観察スタートです。

こちらが今回の非検体の皆様。フダ落ちも容赦なく参加させます。

ダークアイス葉挿し
タイニーバーグ葉挿し
スーパーリナ葉挿し
ウォーリーウォーリー葉挿し
フダ落ちはざし1
フダ落ち葉挿し2
犠牲者たち

こちらは△の加湿器の中に投入して「葉全体を加湿」する子たちです。

嫌な予感しかしなかったので、数は少なめに・・w

地獄

このように水の上に板を置き、その上に並べます。

不安定すぎて若干水に着いてます。

念のため殺菌剤のベンレートをぶっかけてます。

加湿の方法

加湿する葉挿しちゃんたちはこのように先っちょだけ出して成長点を加湿します。

外気に晒される葉上部

葉は通常の外気に触れさせるようにします。

4日目

11月16日

変化なしの葉挿し

全く変化無しです。

11日目

11月23日

最初の犠牲者

△のスーパーリナ 脱落。

知ってた。

13日目

第二の犠牲者

16日目

第三の犠牲者

・・・

呪われそう。

・・・

すまんな。

16日目発根第一号

冗談?はさておき、16日目

ここに起きて動き始めます。

発芽

ウォーリーウォーリーの加湿していた方が発芽しました。

19日目

12月1日

発根

スーパーリナの加湿している方が発根しました。

発根

ウォーリーウォーリーも加湿した方2個目が発根

22日目

加湿組は賑やかになってきました。

フダ落ちのはも加湿した方から発根発芽

25日目

12月7日

ここでついに通常放置している葉から発根確認です。

ウォーリーウォーリーは加湿したものと比較して9日遅れです。

こちらも無加湿から発根

スーパーリナは6日違いになります。

タイニーバーグ加湿した方、発根確認。

フダ落ち葉挿し。×の方が体調悪そうです。

27日目

△組 奇跡の発根です。 通常加湿組を抜いて一番でした。

タイニーバーグ無加湿に発根確認

差は4日となりました。

36日目

少し飛んで12月18日

明らかに根の成長に差が出てきました。

39日目 ラスト

12月21日

微動だにしないダークアイス

微動だにしないダークアイス・・・

フダ落ちの結果1

△の生き残りも発芽しております。

フダ落ち結果

体調悪そうな子達はこの通り、やはりダメでした。

こちらの△も生き残りましたが、発根せず・・・

まとめ

最後に

以上39日間の葉挿し成長観察記録でした。

発根発芽の日にち的な差は最大で9日となりましたが、無加湿のものが早く出たりとばらつきはありました。

これは「綺麗に成長点が残っているか」や「葉の状態の良し悪し」が関わってきます。

多肉植物は外側の葉より内側の葉の方が葉挿しは成功率が上がります。

正直この日数についてはあまり参考にならないかなと、

加湿関係してるのか微妙です。

私が注目したのはこちら

注目した結果

発根は4日の差だったのですが、その後の12日間の成長に明らかに差が出ています。

他の子も根が長く伸びており、今回の観察の結論としては

加湿によって少しだけ発根発芽が早くなるかも。

発根してからの根の成長は加湿したほうがよく育つ。

となりました。

また、△のびしょびしょになってた葉挿しですがやはりジュレます。

やり方が雑すぎるのもありますが、全体を加湿するとなるとリスクがおおきいように感じました。

いかがでしたでしょうか?

来年の冬の葉挿しは加湿してみるといいかもですよ?w

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