タニラーの皆さんこんにちわ!
今回は「植物ホルモン」代表選手、ルートンの実験です。
ピンクルルビーの葉っぱが大量に収穫されたので
この葉を使って葉挿しにルートンを使用するとどうなるのか!?
比較実験をしていきます。
比較方法
2022年2月26日
1グループ14個 4つのグループを作りました。
ルートンを塗るグループにはマジックで印をつけます。
今回は石原バイオサイエンスさんのルートンを使用します。
200円ほどで買えます。安価なのでご興味あれば是非。
本来は筆などで薄くさっとつける様です。
こちらは無加湿無加温での育成環境でルートンの添加有り無しの違いを見ていきます。
気温は室内なので10度から20度くらいです。湿度も2月なので30−50%ほど
こちらは加湿加温状態でのルートンの有無を比べていきます。
温度は常に30度
湿度はMAXです。
あまった葉っぱはそこら辺に刺しておきます。
記録
加湿している方はやはり腐りやすい。
葉挿しから13日 約2週間で発根を確認。ルートンの有無関係なく発根しました。
芽が出てきました。 寒い時期の葉挿しは加湿加温組をするとやはり早いですね。
やっとこちらは発根確認ができました。
ほぼ発根発芽していますね。
結果
結果はこの様になりました。やはり加湿すると死亡は多くなりますね。
次亜塩素酸ナトリウムとか上手く使えば死亡は抑えることができるかもですね。
発根スピードについて
葉挿し開始から、発根or発芽するまでのスピードについてはルートンの有無は影響しませんでした。
温度と湿度の環境的要因の方が影響は多い様です。
根の出方について
ルートンを添加した方の葉挿しは全て下の写真のようになりました。
集合体恐怖症の方ごめんなさい。 根がこれでもかというほど沢山出てきました。
添加されていない方はこの様な状態。いつも見る状態ですね。
ただ、一つ思ったのが根の「総量」は変わらない所。
ルートンを添加した方は根の数が多いですが、とても短いです。
ルートン無しの方は本数は少ないですが、長く伸びています。
予測になりますが、葉の持つエネルギー量はどちらも一緒なので、ルートンにより根の元となる細胞が活性化されてはいるが、根の「総量」としてはイコールになっているのかと思われます。
肥料や活力剤ではなく「植物ホルモン」ならではの反応と言えるでしょう。
このルートンを使用した際の根の数が多くなる現象が、この後の育成にどう影響するのか、これはまた検証が必要で、現時点で有益かどうか判断は難しいですね。
発芽率ついて
若干気になったのが加湿加温組のルートン添加グループの発芽率の低さです。
発芽を全くしていないわけではないのですが、無添加グループと比べると少し低くなっています。
ルートンが影響している可能性も否めないので、添加しすぎには注意が必要かもしれません。
以上!いつものテキトーな実験シリーズでしたw。
正直葉挿しにこのルートンを使った方がいいのかどうかは微妙な所で、安易に使わなくてもいいんじゃないかなというのが僕の結論なのですが
ルートンとても安価に手に入る植物ホルモンですので気になる方は試してみてはいかがでしょうか?