多肉植物にマグアンプk(化学肥料)を与えるとどうなる?緩効性肥料添加実験

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タニラーの皆さんこんにちわ!

久しぶりに実験のまとめブログでございます。

基本的に多肉植物へ化学肥料を与えると、緑になってしまったり葉が伸びたり最悪徒長したり・・・と苗の変化が激しいイメージがあります。

中でも紅葉が冷めてしまうと言われると躊躇する方が多いのではないでしょうか。

そんな不安でいっぱいの多肉初心者のあなたのために!

今回は私の推しタニク「ルル」の小苗に化学肥料代表選手の一つ「マグアンプk」を与えるとどの様な挙動をするのかサクッと時系列でご紹介していこうと思います〜

 

ちなみに毎度お馴染みの文句となりますが「化学肥料を与える事」は「良い」のか「悪い」のかと言う議論をする気は全くありませーん。

化学肥料を与えるとこーなったよ!という経験値を皆様にお届けできれば幸いでございます。

肥料をタニクちゃんに与えるかどうかは皆さんの目指す多肉植物次第ですv

マグァンプkについて

こちらが今回実験で使う化学肥料の「マグアンプk」さんになります。

 

マグァンプはその名の通り

  • MAG → マグネシウム(magnesium)
  • AM → アンモニウム(ammonium)・・・チッソ
  • P → フォスフェイト(phosphates)・・・リンサン
  • K → カリ(Kの元素記号)・・・カリ

この4つの肥料成分がバランスよく配合された化学肥料です。

またク溶性と言って水には溶け出さず根から出るクエン酸に反応して成分が溶け出し効果が出る為、肥料の与えすぎで起こる肥料焼けを防ぎます。

(だからと言って与えすぎてはいけないのでご注意)

緩効性肥料(かんこうせいひりょう)とも呼ばれますが、園芸初心者さんでも使いやすくホームセンターなどでも圧倒的な人気を誇るのはこの性質に起因します。

もう一つ代表的な化学肥料として「ハイポネックス」がありますが、これは即効性が高く初心者には扱いづらいかもしれません。

効果がすぐ見えるのはうれしいのですが・・・

窒素肥料を過剰に与えた場合の実験は以前やっていますので、こちご参考にしてください。「肥料」についての基礎知識もこちらにまとめております。

まだの方はこちらの記事から読まれると今回の記事もわかりやすいかもしれません。

実験!

今回の被害者被験者「ルル」さんです。ラウイ×銀天女の交配種です。

2022年6月17日 実験開始

可愛い苗があったので葉挿しで増やしている所でした。

今回はこの下の段の4つを使用します。

また左から右にかけて与える量を増やすという画期的な発想で実験しています。

(マグァンプはこの後ピンセットで軽く埋めました。)

6月24日

1週間ほどでは特に変化ないですが、よく見ると土が苔てます。

僕は「なんか水に溶けてんじゃねーの?」って実は少し疑っています。

6月28日

10日ほど経ちました。

変化出てきました。この葉に緑が少し入ってくる感じは「窒素」肥料を与えた時の挙動にそっくりです。窒素の割合では少量ですがやはり見た目への効果は高いのかなと思われます。

7月9日

無添加の苗との成長度合いに差が見え始めました。

そしてやはりマグァンプを多く入れた方が大きくなってきているのがわかります。

7月22日

違いが明白にわかるようになりました。

大きさもですが、色の変化もかなりわかりやすく出ています。

マグァンプを与えた黒っぽい苗の方が「ルル」らしい色ですが、与えていない方は赤味が強くこれもまた可愛い苗になりそうです。

8月5日

季節柄凄く緑になりました。

8月20日

最終的に違う苗なのではないかと言うほど差が出ました笑

葉数が増えて大きくなると言うより、1枚1枚の葉が大きくなっている感じですね。これは窒素の実験と同じ結果です。

結果考察

マグァンプの量については面白いほど見た目に変化が出ました笑

そして与えすぎの苗はやはり緑が強く出過ぎています。土の苔も大変なことにw

1粒程度の左の苗はそこまで大きくはならなかったものの、色は他と同様に肥料の効果がみられます。

与える分量としては2号(6センチ)のポットにマグァンプ中粒の粒を1つ−2つ程度で十分効果は見られますね。

また色に関して、今回ルルはこのような結果になりましたが、他のよくみられるエケベリアにマグァンプを与えるともっと緑になると思われます。

たまたま肥料添加したルルは程よい色に落ち着いたとだけお伝えしておきます。

今回は小苗で実験したので、リンカリ、マグネシュウム成分の効果は正直よくわかりません。

リンカリ肥料の実験も現在行っていますが正直見た目に変化はあまり出ないかもしれないですね。

花芽がいかつくなったりしそうだなとかはあるのですが、まだわかりません。

ただやはりアンモニア、窒素の成分の効果はわかりやすいです。皆さんはどちらのルルが好きですか?w

 

次回はこの肥料による変化は元に戻す事ができるのか、「肥料を抜く」事はできるのか実験は終わっているのでまとめたいと思います!

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