タニラーの皆さんこんにちわ!
今回はエケベリアから少し浮気しまして、ジュエルオーキッドのお話です。
宝石蘭とも言われる葉を楽しむ観葉植物で、名前の通り蘭科の植物です。
どうでしょう。
光を当てると稲妻のように走る葉脈がキラキラと名前通り宝石のように輝くのです。
Twitterのフォロワーさんに煽られるがまま、ヤフオクで落としてしまいましたw
マコデスペトラ(緑の葉の方)は、1100円(送料込み)の激安でした。
アネクトキリスの方は5000円ほどでした。初心者のくせにかなり奮発しましたが、本当にかっこよくて後悔はしていません。
今回はこの二つを植え付けしつつ、育成環境の備忘録的につらつらと書き記していこうと思います。
Contents
ジュエルオーキッドの植え付け
植え付け方法を調べてみると蘭用のペレポストや自作の培養土に植え付けたりと様々。
その中でも一番オーソドックスな水苔を使って植え付けをしたいと思います。
水苔の殺菌消毒
今回使用した水苔です。南米さんの高級★5グレードなんて書かれていますが
これ失敗でした。
理由は粉末状になってしまったものが多く、細切れでとても使いにくいからです。
ニュージーランド産のいいやつは1本1本が長く扱いやすいらしいので、
皆さんはニュージーランド産のもっといい奴使ってください。笑
とりあえずこの乾燥した水苔を水に浸して戻す作業をしていくのですが、今回はこの戻す時の水にひと工夫してみました。
この殺菌剤のベンレートを入れて、滅菌します。
個包装タイプだとこのように0.5gの小袋をひとつ。
エケベリアに散布するときは私はこの小袋を2lくらいの水で薄め(4000倍)で使っています。
というのもこのベンレートやりすぎると薬害が起きやすいです。(個人的感想)
なので、今回は更に倍の4リットル。8,000倍に薄めて使用します。
お祈り程度にメネデールも入れておこうと思います。笑
この液に水苔を漬けて吸わせて戻していきます。
写真を見ていただければわかると思います。この水苔ほんと粉々・・・
この後すくうのが大変でしたw
水苔が戻ったら軽く絞りつつ取り出します。
これで水苔の殺菌は完了です。
ついでに今回使用する素焼き鉢も漬けて消毒しました。
マコデスペトラ植え付け
準備した水苔に苗を植え付けます。
マコデスペトラの出品者さんは水苔に植えていたようですが、あらかた取り除き、濡れたティッシュで根を包んで送ってきてくれました。
基本的にジュエルオーキッドの根っこは傷をつけてはいけないようです。
慎重に根に残っていたゴミを取り除きます。
薄く広げた水苔に、苗の根を乗せて
そのまま根を軽く包み込みこみます。
そのまま素焼き鉢へ入れ、隙間にはピンセットで水苔を差し入れます。
根を傷つけないようにするよう気をつけてください。
これでマコデスペトラノ植え付けは完了です。
アネクトキリス アルボリニアタス ノックの植替え
こちらの出品者さんは黒ポットにうわったまま送ってくれました。
いい水苔を使っていらっしゃる・・・
これはこのままの方が根を痛めることもなく元気に育つかなと思ったので、水苔は交換せずにこのまま育てようと思います。
ただ、育成環境的に素焼き鉢を利用したかったので、鉢だけ交換するように植え替えをしようと思います。
水苔をわしっと掴むと簡単に抜くことができました。
素焼き鉢にそのまま植え込みましたw
隙間には先程の余った水苔を少しだけピンセットで詰め込みましたが、同じ2号の鉢でしたので、少量です。
どうでしょう、美しいですね・・・(うっとり
この植え替えの後に聞いた話だと水苔はミズゴケ酸と言われる酸性の物質を出しており、この酸性物質によりカビ等の雑菌の発生を抑えることができるようです。
水苔が古くなるとこの酸性が中和されて通常の苔などが生えてきてしまうそうで、逆に水苔に苔が生えてきているような状態であれば交換時期が来ている可能性があるそうです。
乾燥させる前の生水苔なども売られていることがあるそうでそちらを使用した方がもしかしたら安全に苗を育てられるかもしれません。
育成環境について
基本的に室内の直射日光の当たらない場所で管理している方が多く、屋外での育成は難しいのかなと思います。
一部日本を原産とするものであれば可能ではあるのでしょうが、今回購入したような葉脈がキラキラと光る種はあまりないようです。
今回室内での育成環境を整えるにあたり主に調べたのが「温度」と「湿度」と「光量」についてです。
それぞれ備忘録を書き記しておこうと思います。
私のジュエルオーキッドの知識が増えたらまた追加していきますw
育成温度について
温度については適温は20〜25度で15度くらいになると成長が止まるとありました。
もともと熱帯の植物で暑さには一定の耐性があるようですが、30度を越した時に密閉容器に入っていると蒸れると記載がありました。
これが蒸し焼き状態で苗の細胞がダメになってしまうのか、雑菌が湧きやすくなって苗がダメになってしまうのか明記されていませんでしたが
やはり密閉容器に入れて育成する場合は20〜25度での適温育成が好まれるようです。
温度が上がってしまうような場合、日本であればある程度の湿度がある状態になるはずなので
湿度を気にしながら蓋を外して管理をしてもいいかもしれませんね。
我が家はリビングが通年20〜25度に保たれるので、真冬と真夏にミスがなければ問題ないかと思います。
また、25度よりも20に近い温度で育成した方が、綺麗な色が出るという記事もありました。
ここら辺も今後苗が増えてきたら検証していきたいですねw
湿度について
次に湿度についてです。
推奨される湿度としては60%〜80%とありました。
我が家の場合室内の湿度は冬になると40%ほどまで下がります。加湿器をつけても50%程度です。
これでは湿度が低すぎてしまうので、加湿をしなければいけません。
そこでタピオカドリンク用の大きいプラ容器を使うことにしました。
20オンスの600mlくらい入るやつです。
100均やホームセンターでは見つからず、悔しいですが楽天で100個入りのものを買いました・・・w
ジュエルオーキッドを100個まで増やせという神のお告げかなと解釈してポチりました。
皆さんも近隣で売っているのが見つからない場合はそういうことですので下記リンクより是非w
蓋が100個入りで数が合わないのでカップは2個買いました。100セット+送料で3000円ほど
このカップの中に鉢に植えたジュエルオーキッドを入れます。
こんな状態。
湿度を計測すると85%になりました。
このままではすこし湿度が高くなってしまうなとおもったので。
換気口をカッターで切って大きくしてみました。
しっかりと湿度が下がり始めました。
カップで管理する場合は換気口はすこし大きめにしたほうがいいかもしれません。
湿度が80%と上限が決められているのは蒸散の関係かな?と思い、調べましたがいい記事は見つからず、
まぁ雑菌の繁殖のこともあるので、加湿しすぎるのも良くなさそうです。
また、常湿での育成はできるのかとも調べましたが、種類と大きさによってはできなくはないようです。
ただ苗が小さいうちや植え替え直後は推奨しないとありました。あと無理な品種もあるようです。
乾燥しすぎると葉が丸まってしまう事もあるようで冬などは注意が必要です。
スプレーでの加湿について
スプレーで葉を濡らし、加湿状態を維持する方法も紹介されていましたが
エケベリア同様派に水が溜まると、溜まった水に雑菌が湧き、そこから腐ってしまう事があるようです。
葉水にはリスクがあるなと思いました。スプレーで加湿をするのであれば器などに向けてするのがいいかもしれません。
光量について
熱帯雨林の光りの届かないような場所が源産なので、光量は基本必要ないようですが、ブリーダーさんのブログを読む限りあった方がいいとのことでした。
しかし、強い光を当てればいいと言う訳では無く、強すぎる光では葉焼けを起こしてしまうようです。
我が家では植物用のライトもあるのですが、とりあえず演色性のいい通常のLEDライトを日中当てています。
ルクスで言うと1000〜2000ルクスです。
まとめ
初心者なりにスタートに必要な情報を探してまとめてみました。
・温度20−25度
・湿度60−80%
・直射日光は避ける。光量はそこまで必要ないが植物用ライトを当てた方が育つ。
まだ日本ではメジャーではないのか、ジュエルオーキッドについての情報はなかなか出てきません。
この記事もかなり表面的な情報をまとめています。これから失敗して試行錯誤していく予定なので、また追記したり別の記事を書いていこうと思います。