タニラーの皆さんこんにちわ!
今日はエケベリアではなく、地味に数を増やしているハオルチアの種作りと実生のレポートです。
前回エケベリアの交配の記事を書きましたが、まぁ種類が違うだけでやっている事は同じですw
今回別種との交配にもチャレンジしたのですが、種が出来ず、惨敗。
ただベヌスタの自家受粉は成功して種がしっかりと取れたのでこの話をしていこうかと思います!
ハオルチアは正直専門外ですので、あまり詳しい話はしません。ただ写真を撮って記録していたので、何か参考になれれば幸いです。
種作り
今回はこのベヌスタちゃんを自家受粉させました。特ケバです。モケモケ。
ハオルチアの花です。
エケベリアよりすこし小さめですが、ピンセットがあればなんとかなります!
ピンセットは先の尖ったものが使いやすいでしょう。
花びらを一枚剥きました。
花粉のついた雄しべと中心に胡瓜のような雌しべがあります。
雄しべはピンセットで雌しべに花粉が付着しないよう慎重に取り除き、使用しない分はカプセルに入れて冷凍保存しました。
雌しべです。
花のついた胡瓜の様でしょう?
この先端部分に雄しべを押し付け、花粉を付着させます。
なにぶん小さいので手が震えて大変でしたが、なんとか花粉まみれにしてやりました。
あとは種ができるのを待つのみ!
5日で見た目に変化が、すこし房が膨らんできました。むくむくっと
ハオルチアはここがわかりやすくて、失敗していると
このように房が萎みます。
エケベリアもこのくらい分かりやすい反応をしてくれると嬉しいのですが・・・
最初の2週間でかなりデカくなりました。
爆発して種がどこか飛んで行かないようにカバーを被せましたが、通気性が悪くあまり良くなかったかもしれません。
受粉させてから約1ヶ月で先端が割れ、種が出てきました。
シワシワですが(種が)
種の採取完了です。
種の大きさはエケベリアと比べるとかなり大きいです。
土づくり
種蒔きをする用の用土を作ります。
今回はオリジナルブレンドで土造りしてみました。
簡単に済ませたい場合はバーミキュライトのみでもできます!
気をつけなければいけない点が
気をつけた点が
カビ対策です
種はとてもか弱く、しかも多湿にしなければ発芽しません、
カビが発生してしまうと種が発芽しなくなってしまう可能性が高いです。
土を電子レンジで煮沸し滅菌して、更に種が発芽するまで密封状態で実生するやり方もありますが、
今回は水道水の塩素と普段使っている殺菌剤を使用してカビ対策をし、育成をしようと思います。
使用した土は以下の通りです。
- 鹿沼土(細粒)
- ゴールデン粒状培養土
- 赤玉土(小粒)
- バーミキュライト
- くん炭
通水性と通気性を重視して水道水と空気が良く行き渡るように考えてみました。
また発芽した苗をある程度の大きさまでそのまま育てられる様にもしています。植え替える頻度を少なくした方が早く大きくなると考えたからです。
(初の実生なので確証はありません。)
ゴールデン粒状培養土は家電で割と有名なアイリスオーヤマさんが作っている培養土で、名前の通り土が粒状に成形されていて、通水性通気性が非常に良く保てる為、割と土が湿った状態で育てる観葉植物の土にも良く使われています。
一袋400−600円くらいのものがあるので、まずはそれでお試しして
良い様であればまとめ買いするとかなりお得な値段で買う事ができます。
私は基本室内の観葉植物に使用していますよ
荒めの土なので、上から水をやると種が潜り込んでしまうかもしれません。
基本は底面吸水(常に腰水)で、水は下から表面張力で登ってくるくらいにします。
種蒔き
まずは種を採取してすぐにそのまま撒きました。
エケベリアの実生と同じ環境で育成。ベランダの直射の当たらない日陰で底面吸水トレーに水を貼り、そこにトレーごとドボンします。
底面吸水トレーの水は2日にいっぺんくらいの頻度で交換しました。
薬品は防カビ剤のダコニールを種蒔き後に1度散布。
種子用の殺菌剤ホーマイでも良かったかもしれません。
小蝿が湧かないようにアルバリンも散布しています。
種蒔きから9日で根と芽が出ているのが確認できました。
このように先ずは根が出てくる様です。
しわくちゃの種でちゃんと発芽するのか不安でしたが、思ったより発芽率も良く
今のところ大体80%くらいは出てきています。
冒頭に書いた通り、ハオは専門外なので簡単にまとめました。
是非コウスルトイイヨ!などアドバイスありましたら是非Twitterで教えてくださいw
エケベリアの実生についてはこちらで解説しています。