多肉植物の水やりの注意点!底面給水がおすすめな理由!!

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タニラーの皆さんこんにちわ!

多肉植物をやっていると通常の植物とは違う生態から水やりについて困ることが多いと思います。

初心者の方などは多肉植物が⭐︎になった時に何がいけなかったのか悩むポイントで水のあげ方が良く無かったのではないかと悩む方も多いです。

そして水やりについて調べると出てくる多肉植物七不思議の一つ 

「水をたっぷりあげます。」

このワード。

このワードについて、解説していきたいと思います。

要するに水やりの注意点です。

水をあげるタイミングや土の水捌けについての解説は

こちらの記事で細かく書いてます!

間違った水やりのやり方!

まずはダメな水やりをご紹介します。

「たっぷり水をあげる。」

私がこの言葉を理解したのは次の2つの事例をみた時でした。

やりがちなのがちょっと多肉に慣れてきた人たち。

慣れてきて水やりがいい加減になったり

水のやりすぎや風通しの甘さで多肉を⭐︎にすると水のあげる量をちょっと減らしたり

心当たりはないでしょうか?

ちょうど徒長して仕立て直したいローラさんがいたので

植え替えが必要な多肉植物

この子を使って再現してみます。

ダメな水やり①

ジョウロで水を与える

素焼きの鉢にジョウロで水やりした時に

ジョウロで水を与える

こんな感じで水やりをして

しっかり水やりができたかのように見える画像

一見すると、素焼き鉢も全て濡れてちゃんと水やりができていますが。

実はこれ

実は半分しか土が濡れていない画像

全然水が足りてないです。下の方はからっから

中の方も全然濡れていない

中の方も乾いた土が落ちてしまって分かりづらいですが全然届いていませんでした。

これは「たっぷり水をあげる」事ができていませんね。

この水やりを繰り返していると下の方の根が枯れてしまいます。

鉢の下からドバドバ水が出てくるまで水をかけつづけましょう。

ダメな水やり②

次はこんな感じで徒長した苗を切って

剪定された苗
土の上に置かれた苗

めっちゃ可愛いですね。

水をたくさんあげてやりたいですね。

苗の上からジョウロで水をかける

ザーッとあげて

しっかり水が与えられたかのように見える苗

周りの土も濡れて水も滴りたっぷり水をあげている気分になりますね。

でも、これひっくり返してみると

実は根っこまで水が届いていない
ちょうど茎の部分のところ!

水を吸う根に水が届いていないのです!!

これではまっったく水をあげている意味はありませんね。

この二つのパターンは結構ありがちなミスで、

いずれも「たっぷり水をあげる」事ができていない。

要するに水が足りていないんですね。

雑なのか慎重になりすぎているのか・・w

水はたっぷりあげましょう。そして

風通しの良い場所に置きましょう!!

↑これが大事。

ちなみにこの二つの水の与え方が全くダメであるというわけではないです。

ケースバイケースでこの給水方法が必要な時はあるでしょう。

しかし、水が根に届いていない。行き届いていないというのは理解しておいていただきたいと思います。

おすすめの水やりの仕方!底面給水!!

水を与えられず、萎れた苗
水を欲しがるピンクルルビーさん

上記の二つのダメな水のやり方に共通するのが

水をどのくらいあげているか視覚的にわかりづらいという点です。

それを解決するのが

「底面吸水」です。

水をはった桶
トロ舟 ホームセンターで1000円くらい

うちは結構量が多くなってきているのでホームセンターに売っているコンクリとか混ぜる用のトロ舟を使っていますが、

深さがあれば100均のタライとかでもできます。

底面吸水専用のトレーも売ってたりしますが、浅すぎて使い物になりませんでした。

(抜き苗なんかに吸わせる時にはちょうどいいですが)

おけに投入された鉢

やり方は簡単、ドボンするだけですw

鉢が完全に水に沈むと土が流れてしまうので、9割くらい浸かるくらいの水深でやります。

ちょっと置いておくと水が浸透してくるので、表面まで濡れてきたら完了です。

これで水が全ての根っこまで水を行き届かせることができますね!

換気効果が良い!!

さらに水に浸かる事で鉢の中の

換気をすることができます。

土の中の酸素量が低くなると、様々な障害が起きやすくなります。

底面給水をすれば鉢の中が水で満たされるため、一度鉢の中の空気を下から押し出し

土が乾くと同時に新しい空気を含ませてくれます!

カゴの利用がおすすめ!

ダイソーのワイヤーのカゴ

今回使用している鉢の入っているカゴはダイソーさんの150円のやつです。

1個1個やっていると腰が爆発するので、これめっちゃ便利おすすめ。

もっと量があるよ!という方は「育苗トレー」がおすすめです。

ホームセンターに100円程度で売っています。

水を吸うと重くなるので、腰を労りましょう。笑

水を吸ってプックリとした苗

一晩でここまでプリプリになります。

まとめ

「たっぷり水をあげる。」を伝えたい記事だったのですが、

うまく伝わったでしょうか?

たまに、水をあげすぎてドロドロに溶けてしまった という方もいますが

それは水をあげる頻度が高すぎて 土が乾く前にどんどん水をあげてしまっているか、もしくは風通しが悪く水捌けが悪い状態になり菌が繁殖してしまった結果でしょう。

たくさん水をあげても素焼き鉢などの通気性の良い鉢、水捌けの良い土

そして風通しの良い場所を揃えていれば何も怖がる必要はありません。

詳しくはこの記事で解説してます

種類によっては水をたくさん欲しがる多肉もいます。(葉っぱの薄いエケベリアとかグリネとか)

多肉の個性を良く知ってその子に適した水やりをしてあげましょう.

ちゃんと水をあげる事ができるとよく育って美しい姿を見せてくれます。

きゅっとなったエケベリアも最高に可愛いですが、多肉らしいプリプリも良いですよね。

-多肉植物, 育て方・管理