【初心者向け】多肉植物の育てる場所はどこがベスト?初心者でも枯らさない場所とは!?

タニラー初心者の皆さんこんにちわ!

このページでは「多肉植物を買ってきたけど、家の何処に置けばいいの?」という疑問に答えます。

結論からいうと

「午前中日当たりよくて、風の通る屋根の下」

です。

もちろん屋外。

室内で育てられないの!?ってめちゃくちゃ聞かれるのですが、

育成する事は不可能ではありません。下記の条件さえ整えばできなくは無いですが

「むずかしい」とだけお伝えします。

なのでお庭や、ベランダ、玄関に該当の場所があるのであればそこに置いてあげて下さい。

置き場がはまりすぎて数年放置されるも綺麗に育ち続けてる玄関のタニク

タニクの種類にもよりますが、大体同じような環境で育てることができます。ハマると本当に手入れなしで綺麗に育ってくれます。

詳しく知りたい方は「午前中の日当たり」「風の通る」「屋根の下」の3つに分解して解説していきますのでお読みいただければと思います。

午前中の日当たりがいい場所とは?

エケベリア属、セダムなど一般的にタニクと呼ばれる彼らは園芸と分類される植物達の中で比較的光量を必要とする植物です。

適度な光量が無いとすごく緑色になってひょろひょろっとして弱ってしまいます。

「徒長」と呼ばれる現象です。

なので日当たりのいい場所で!と単純におすすめしたいのですが、

近年このおすすめができなくなってきました。

日本の夏の酷暑がタニク達の限界を超えてくる事象が発生しているのです。

葉が黒く焼けこげてしまう「葉焼け」やタニクが高温で茹で上がってしまう「高温障害」が頻発しています。

冬は気温も上がりませんので1日中日当たりのいい場所で構いません。

しかし、夏は28度を超えてくるようであれば午前中の気温が上がりきらない時だけ日当たりが良く、午後は日陰で涼しい場所にしてあげるのがベストです。

冬場は最低でも4、5時間は、夏場は3時間ほどでも日を当ててあげたいですね。

もちろん高温などでの障害が出ないのであればいくらでも日を当ててあげても構いません。

夏場は遮光カーテンなどで日射をコントロールする人が大多数ですので、冬場の日当たりで考えると良いかもしれません。

風の通る場所とは?

この風が通ると言うのが初心者さんが少し理解しづらいポイントになるのですが、

簡単に言うと植物は生きるのに風を利用しています。

なのでこの「風」というのは植物にとって「水」と同じくらい必要なものであると認識して下さい。

主に風はタニクの代謝を助けたり、タニクの苦手な雑菌の繁殖を妨げたり

夏場は植物の体温を冷ましてくる効果もあります。

タニク達は水で栄養を吸収して成長するように、風も利用して生命活動を行なっています。

屋根の下とは?

1年中雨ざらしで育つタニクはかなり限られてきます。なくは無いのですが...

屋根は主に雨水が多量に降りかからないようにするために必要になります。

日本の湿潤な環境は雑菌を大量に発生させます。

多肉に限らず海外出身の植物は日本に居る雑菌に耐性が無いものが多く、感染すると直ぐに枯れてしまいます。

雨水には塩素も入っていないため、葉の間に溜まった雨水に雑菌が沸きそこから枯れていくことも珍しくありません。

水遣りについては別で説明しますが、タニクにとっての清潔な環境を維持するのに屋根は重宝します。

また、冬場の寒波でも凍ってしまうようなことがありますが、屋根があるだけで乗り切ることができたりします。

まとめ

以上、初心者さん向けにかなり噛み砕いて、簡単に!短く!要点だけを伝えるよう心がけてみましたw

「午前中日当たりよくて、風の通る屋根の下」

正直こんな場所は中々無いかなとも思いますが、季節で移動しても構いません。雨の日だけしまうでも良いのです。

夏場は遮光カーテンで日射をコントロールすることもできます。

何故、午前中日当たりよくて、風の通る屋根の下なのか理解していただいて、タニク達のハマる場所を見つけてしまえば驚くほど簡単に可愛く育てることができるようになります。

このあと初心者さんがよく聞いてくる水やりについても解説しますが

一番大事なのはこの置く場所です。

ご自宅のベストなポジションを模索してみて下さい!

-多肉植物, 育て方・管理