多肉植物って染色できるの?100均のインクで試してみた!!

タニラーの皆さんこんにちは!

今回はちょっとした実験で遊びましたので、そのレポートです!

このセダム属のミルクゥージを・・・

こうします!!レインボーに!

画像を加工しているわけではないですよ?w

インクを吸わせて染色をしています!

種苗法で譲渡等規制されている割によく増えて対処に困る彼で少し遊んでみよう!という企画です。

低価格な上に、短時間で簡単にできますので

お子さんの夏休みの自由研究にどうでしょうか!?笑

準備するもの

全てダイソーさんで揃えております!

  • インク
  • コップ(プラスチック推奨)
  • セダム属ミルクゥージ

以上4つがあれば実験できます。

インクはプリンター用の染料インクを使用します。

顔料インクもありますので、気をつけてください。染料インクです

また、インクは水に溶けますが、布などに付着すると取りづらいので、受け皿などあるといいでしょう。

水も飛び跳ねるので水差しなどあれば便利です。

多肉植物は実験であればどんなものを使用してもいいと思いますが、

セダム属のミルクゥージがよく染まるので使ってみてください。

斑入りであることが良いようです。

染め方

至って簡単。

好きな色のインクを作成し、水で薄めて植物を漬けるだけです。

コップにインクを出します。

飛び跳ねないように気をつけてください。

(ここは子供にやらせるのは怖いかな・・w)

この時に赤・青・黄の3原色インクがあれば混ぜることで様々な色が作れます。

  • 赤+青 = 紫
  • 青+黄 = 緑
  • 黄+赤 = オレンジ

次に水を入れて薄めます。

あまり濃すぎると染まり具合が悪くなるようです。

染まりが悪いときは加水してみてください。

今回は6色プラス黒で試してみました。

ミルクゥージを入れます。

苗に付着したインクは後で水で洗い流すので水没しても大丈夫ですが

水面に出ている方が染まっていく姿がよく観察できます!

ちなみに紙コップでやるとこうなります。

受け皿がなかったら・・・と思うと怖くて嫁の顔が直視できません。

PETボトルやプラ製のコップの使用をお勧めします。

経過観察

染め始めてから1時間です。

遠目わかりづらいですが

葉の先端に染料が入っているのがわかります。

こちらも赤いつぶつぶのように見えるのが全て吸い上げられた染料です。

翌朝(9時間後くらい

ブルーハワイのような人工的な青色に染まりましたw

こちらは黒インクですが、少し染まり具合が弱いです。

水を加水して継続します。

青同様、垢もよく染まっています。

ついでに姫秀麗も追加で漬けてみました。

20時間後

姫秀麗は染まりませんでしたが、染まりが弱かった黒は無事に染まりました!

完成。

苗を取り出し、水で洗います。

今回はほぼ20時間ほどでしたが、時間をかければもっと染まるかもしれません!

鉢に寄せ植えてみましたw

中心に黒と染色していないミルクゥージを植えています

未染色のものと比べると染まっているのがよくわかると思います。

こういう青は自然では見る事ができないので新鮮な感覚です。

赤は実際にありそうですね。

みなさん騙されないようにお気をつけください・・・

悪い奴はいますからね。

拡大してみました。

わかりづらいですが、葉を切った断面です。

芯の周りの白い部分にインクが入っているようです。

染めた後の話

5月19日

以前5月19日に染めた苗です。

6月5日

6月5日の様子


6月29日の様子。

まず、染めても枯れずに育ちます。

染まった状態を楽しめるのは通常の育成で1週間ほどだと思います。

水やりを控えたりすれば多少は長持ちするでしょうが、

徐々に色が抜けていき、通常に戻ります。

もともと成長も早い品種なので長くは楽しむことはできなさそうですね。

最後に

いかがでしたでしょうか。

簡単でしょう?w

実は今回、ついでにハオルチア属のオブツーサでも試してみました。

が、染めることはできませんでした。

エケベリアの白ボタンでも試しましたが、染まることはありませんでした。

染色を試みた姫秀麗の葉の断面です。

これは青のインクに付けていたもので、全くインクを吸い上げていない事がわかります。

なにが原因で吸い上げられないのかはっきりしませんが、

植物を染める専用のインクであれば吸い上げてくれるかもしれませんねぇ・・・

最後に、この植物を染色することは賛否あると思います。

とても犯罪や詐欺に応用しやすい為です。

「染色」という技術を否定するつもりは全くなく、むしろ私は素晴らしい「技術」であるとリスペクトしています。

ただ、先ほども記述しましたが

悪い奴はいます。染色したものを「珍しい植物」であると偽り販売するような奴もいるでしょう。

人工的に作り出した色や薬斑を、自然に出てきたものとして偽ることはもちろん

十分な説明がされないていないものも私は否定します。

めっ!

こういった「悪意」に対しては「知識」を持って対処していきましょう。

非常に残念ながら「知らなかった」で騙されてしまう世界です。気をつけましょう。

-多肉植物, 楽しみ方