【2026年版】多肉植物の自作液肥レシピ。初心者でも作れるエケベリアが元気に育つ肥料を目指す!

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タニラーの皆さんこんにちわ!

今回はみなさん気になる多肉植物の化成肥料のお話です。

そもそも化成肥料ってなに?って方も多いかと思います。基礎的な知識についてはこちらでまとめております。

化成肥料を自作する前に予習しときましょう。

今回は単肥(たんぴ)と入浴剤?を使って無機質肥料(化成肥料)を自作してみたのでそのご紹介です。

これから肥料を自作してみようかな!とか市販の肥料なんか使いずらいな・・・って困っている方向けの参考記事になります!

ちょっと前置きが長いのでこのアホはどんな肥料作ってるんだ?ってとこだけ見たい方はこちらからお読みください。

作った肥料を与えてみた実験結果だけ見たい方はこちらから

尚、2026年7月現在実験は途中です。1年くらいは様子を見ていくものになりますので、随時更新していく予定なのと

忘備録的に書いていますので予めご了承ください。

多肉植物(エケベリア)に化成肥料は必要?

そもそも化成肥料は必要なのか

一般論ではなく私の持論ですが、「なくても育つけど使い方を知っていれば便利なのだろう。」が今のところの結論です。

正直10年ほどエケベリアと向き合ってきていますが、化成肥料(ハイポネックスなど)はほぼ使用していません。

なぜかというと「適量がわからない」からです。

この適量というのが難しくて、

市販品のラベルに記載されているものではなく、自分の目指している葉形、紅葉具合を実現する「適量」がわからないのです。

そして一番の手を出してこなかった理由が「紅葉」です。

植物の肥料というのは基本的に「窒素」が入ります。そしてこの窒素が多いと紅葉が冷めます。

緑になってしまうのです。

私は紅葉強めに育てるのが好きなので、今まであまり化成肥料は使ってこなかったのです。

しかし、「適量」がわかれば丈夫で大きな株を得ながら引き締まったロゼットの紅葉した苗を拝むことができるでしょう。

この肥料作りは今までめんどくさがってやってこなかったその「適量」を探求してみようという試みなのです。

化成肥料を与えすぎるとどうなるのか

基本的に緑になり、葉が伸びて柔らかくなります。

マグァンプKを与えすぎた苗達

窒素の過剰添加は簡単なので今までもいくつか実験をしていて記事にもしているので参考にしてください。

害としては虫や病気に弱くなると言われています。

人間と同じですね。太るといいことはありません。

また、この肥えた状態から元に戻すにはかなり時間がかかります。1ヶ月ほどでこのような状態にできるのですが、元に戻すには時間かかりますので肥料の与え過ぎには気をつけなければなりません。

使用する単肥・資材一欄

サクサクっと今回使用する試料について解説していきます。

費用としては

3000円くらいで通常のタニラーであれば多分使いきれないくらいの量が手に入ります。

このコスパの良さも自作肥料のいいところです。

硝酸カルシウム

硝酸カルシウム

メインの単肥になります。成分としては窒素(N)とカルシウム(Ca)です。

窒素については葉や茎の育成に重要な役割を持つ元素で、先ほども触れてきた通りエケベリアに与えすぎると緑色が強く出て、葉が伸び「徒長」してしまいます。

この窒素の適量こそが今回の肥料作りの肝になります。

また硝酸カルシウムに含まれる窒素は「硝酸態窒素」と言われ市販の肥料でよく使われている「アンモニア態窒素」とは吸収のされ方が違う為、徒長しにくくエケベリアに適している為採用しました。こちら小難しい話になるので詳細は別の記事で紹介しようと思います。超面白いです。

カルシウムについては細胞壁を強くしたりしてくれるようです。意外とここら辺も徒長に関わってくる成分なのかなと考えています。

一つ問題なのが、なかなか売ってないということです。ちょっと遠くの農家向けのホームセンターなど見に行きましたが売ってませんでした。

Amazonや楽天でも見つけられず、結局ネットで検索したまごや商店さんで購入しました。

https://www.tama5ya.jp/product/2057

硝酸カルシウムは2水塩と4水塩とありますが少し特徴が違います。

私は2水塩の方を使用しています。

窒素とカルシウムの含有率が異なるため、同じ量を使用しても肥料濃度(ppm)が変わる点にご注意ください。

また硝酸なので扱いには注意が必要です。

硫酸カリ

これはAmazonで買えます。

硫酸カリはその名の通り、植物三大栄養素の一つカリウム(K)が主成分です。

カリウムは植物内で水分バランスを調整したり、光合成で作られた養分の移動を助けたりする重要な役割を持っているとされ、特に多肉植物では葉や茎を丈夫にし、株全体を引き締める働きが期待できます。

今回はこれを多めに入れる事で引き締まったロゼットが実現できるのではないかと採用!

エプソムソルト

次に変わり種のエプソムソルトです。Amazonで買えます。

お風呂に入れる美容品みたいですが、肥料にしてやります。

ソルトと名が付いていますが塩ではなく「硫酸マグネシウム」99.5%の粉です。

こいつはマグネシウム(Mg)と硫黄(S)を植物に補給することができます。

マグネシウムは葉緑素の主要成分。光合成を行う上で欠かせない成分になります。

硫黄もアミノ酸、タンパク質の生成に必要な成分です。

マグネシウム、硫黄ともにエケベリアではそこまで多く必要とする栄養素ではないものの、割と安価に大量に手に入るので

せっかくの自作肥料、ちょっと微量元素とか入れたろのノリで採用しました。

鉄とかも入れたかったのですが、予算的に諦めました。

備品

どこのご家庭にもある0・000まで測れる電子測りで正確なグラムが計れますので

これさえあれば簡単に作れるかと思います。

ちょっと粒が大きくてコーヒーミルで粉砕とかしてみましたが、必要なかったです。

はかりも多少誤差は出ますが、キッチンにあるやつで大丈夫だと思います笑

硝酸カルシウムは湿度があると吸湿してしまうのでジップロックと除湿剤はあったほうが便利です。

このシリカゲルが電子レンジでチンして再利用できますので、コスパ良くておすすめです。お茶パックに入れて使用しています。

材料さえ揃って仕舞えばあとは水に混ぜるだけです。

自作肥料のストック方法

今回粉でストックできないかなと思いそれぞれの粉を混ぜて作ってみました。

食紅で色つけてます。

しかしこれめちゃくちゃ使いづらい。

上手く混ざらないし、使う時にいちいちはかりを出して重さ測って混ぜなきゃいけないし。

めんどくさい!

なのでA液、B液の濃い液体を作ってスポイトで必要量を吸って2Lの水に混ぜていくスタイルに辿り着きました。

※見分けがつかなくなるので食紅で着色してます。

このストック方法であれば2Lの水に対して肥料を加える量を調整できるので、その時に必要とする濃度の肥料を作成することが簡単にできます。

例えば葉挿し用の肥料を自分でアレンジして作ったり、花芽終わり用、夏用、冬用、育成苗用、紅葉重視、ラウイ専用など様々な調整が可能になります。

なんなら他の植物用の肥料だって簡単に調合できてしまいます。

めっちゃよくない?

表にしとけばさらに便利!

なぜA液、B液に分けるのか?

本当は一つにまとめた方が楽なのですが以下の理由で二つに分けました。

  • 高濃度で二つを混ぜるとカルシウム(Ca)と硫酸イオン(SO₄)が反応して「硫酸カルシウム(石膏)」となってしまう。
  • 窒素、カリウムの濃度を調整できる。
  • なんかかっこいい

以上です。

石膏ができてしまうのでもう物理的に無理なようです。

この理由から察しの良い方はお気づきかと思います。混ぜる順番に注意が必要です。

最初に水2Lを用意してからA液を加え、B液を加えてください。

A液とB液の作り方

A液には200mlの水に硝酸カルシウムを25g

B液には200mlの水に硫酸カリウム20gとエプソムソルト12gを混ぜています。

この分量にするとA,B液をそれぞれ2Lの水に薄めて使うとき、下記の表のような成分表ができます。

A液(硝酸カルシウム25g / 200ml)
A液 / 2L 窒素(N) カルシウム(Ca)
1ml15ppm21ppm
2ml30ppm42ppm
3ml45ppm63ppm
4ml60ppm84ppm
5ml75ppm105ppm
6ml90ppm126ppm
7ml105ppm147ppm
8ml120ppm168ppm
9ml135ppm189ppm
10ml150ppm210ppm



B液(硫酸カリ20g・エプソムソルト12g / 200ml)
B液 / 2L カリ(K) マグネシウム(Mg)
1ml23ppm3ppm
2ml45ppm6ppm
3ml68ppm9ppm
4ml90ppm12ppm
5ml113ppm15ppm
6ml135ppm18ppm
7ml158ppm21ppm
8ml180ppm24ppm
9ml203ppm27ppm
10ml225ppm30ppm

注意点として硫酸カリが水に溶けづらいです。

この量であればしっかりと溶けますが、1日ほど時間がかかります。

作ってすぐには使用できないので気をつけてください。

自作肥料の使用方法

A液とB液を水に混ぜて苗に与えるだけです。以上!

使用方法については詳しく説明はしません。

なぜなら私はまだ自分の好みの「適量」を把握していないからです。おそらくこの適量把握するのに数年はかかると考えています。

実験を始めて現在2ヶ月も経っておらず、どのような結果になっているかは随時更新していく予定です。

もっと言うと皆さんに「こう使ったらいいよ!」なんてことを申し上げる気もないのです。

こうやって肥料を作ってこのくらいの濃度で与えたらこーなったよーって情報を置いておくので、皆さんで好みの肥料を作ってください!

もちろん分量さえ間違わなければほぼ同じような挙動を見ることができると思います。

クックパットくらいの気持ちでみていただければと思います!アレンジレシピは是非エックスで教えてください笑

ちなみにチャッピーと相談してこのくらいでいいんじゃない?って使用目安はこんな感じです。

使用例
用途 A液 B液 N K Ca Mg
葉挿 4ml 8ml 60 180 84 24
小苗 5ml 9ml 75 202.5 105 27
成株 6ml 9ml 90 202.5 126 27
高カリ 6ml 10ml 90 225 126 30
実験 10ml 10ml 150 225 210 30

管理している株数が少ないのであれば薄い肥料を作って毎回それで水やりするって育て方もありです。

韓国のナーセリーのように無機質な土にして肥料を調整して育てるようなやり方もいいでしょう。

私は面倒くさがりなのでそれぞれの株の調子などをみて使うような肥料が欲しいのと葉挿し、子株の成長促進肥料が欲しいので

そこを追い求めて行こうかなと考えています。

真夏に化成肥料を与えていいのか

夏に肥料はあげちゃダメなんだよ!!って言われそうなので一応書いておくと

もちろん35度を平気で超えてくる日が続く夏は株が休眠状態になってしまっていたり、湿気により土や根の状況が悪くなっていることが考えられます。このような状況で濃い肥料を与えるのは好ましくないのは事実です。

しかし今回の自作肥料は濃度を自分でコントロールできます。私の感覚的なものですが、水やりできているなら先ほどの使用例くらいの濃度であれば問題ないかなと考えています。

実際真夏に使っていますが、今のところ落ちてしまう苗は見当たりません。

実際に使ってみた

ここからは実際に作った肥料を与えてみてどのような変化が起きているかお伝えします。

まだ期間が短いので結論は出ませんがこんな感じだよーって言うのをわかっていただければと思います。

また写真は随時追加して行こうと思います。

今回行った実験は窒素量に焦点を当てて、無肥料、75ppm、倍の150ppmでどれくらい差が出るのかみていく実験です。

実験区ごとの肥料濃度(ppm)
N Ca K Mg
無肥料 0 0 0 0
通常濃度 75 99 125 20
倍濃度 150 198 249 39

肥料は初日と7日後の2回与えました。

今回犠牲になる苗達。

左から紫のタグがついている2列が150ppm

真ん中緑のタグ2列が75ppm

一番右1列は無肥料です。

飛び散らないように慎重に与えました。

結果

右下に分かりづらく撮影日が書いてあります。

まとめ

左75ppm 下無肥料 右150ppm

株の個体差、根の育成具合やら関係してくるのか若干の育成差はあるものの無肥料のものと比べて明らかに違いは見て取れるのかなと思います。

1週間ほどで見た目に違いが出てきており、即効性はかなり高いなと感じましたが、窒素に敏感なルルはわかりやすいですが、その他の苗は微妙な変化なのかなと思います。写真ではわかりづらいですが変化はあります。

また75ppmと150ppmで比べても株の大きさに違いが出ています。

紅葉に関しては150ppmのものは75ppmと比べて緑になっていると思います。

秋、冬になった時に紅葉にどのくらい差が出てしまうのか

また冬になったらご報告いたします。

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